祖父(08・11・24)
オレの祖父は、
同世代のうちでは身体も大きいほうで、口うるさいほうだと思う。
幼い頃は、祖父に対して結構厳しくて怖いイメージを持っていた。
「おじいちゃんって孫のあなたたちにはやさしいでしょ!」的な風説を耳にすると、そんなことあるもんかと内心思っていたし、今も思っている。
かつて・・・、
将来の進路のことでかなり言い合いをしたことを覚えている。
今思えば、電話越しだったから良かったものの、会って話していたら、たぶん、今の自分はなかったと思う。(今の状態が吉なのか凶なのかはこの際、無視する)そのぐらい影響力も強かった。
そんな祖父が、現在入院している。
体力がだいぶ落ちてきてるため、家にいるよりは病院のほうがなんかあった時に安心だという理由からだ。
しか~し、精神力のほうはまだ健在。
最近など、お風呂の時に水だけで入浴しようとする祖父に、ナースが「寒くないか」と声をかけたところ、
「大丈夫 情熱で熱いから」と言って、ナースを口説く荒技を披露している。
あと、年中首にスカーフかマフラーを巻いている。理由は「冷えるから」だそうだ。(いったい情熱はどこにいったのだ)
そして、
痛いとかそういうことを口にせず(これはこれで困ることもあるが)、自分の体調よりも祖母を気遣う。
そんな祖父を、オレは尊敬している。
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